今年もまた、PE2号でヒラマサ討ち取る【平政】

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ヒラマサ 97㎝ 約7kg
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昨年の今頃は、ヒラスズキを狙っていてまさかのメーターオーバーのヒラマサをキャッチ。

昨年は海が荒れていて、頭から波を被りながらなんとか死ぬ思いでキャッチしました。

実は私にとって初めて釣った青物がこのヒラマサでして、初めて体感する魚の引きがあまりにも強烈過ぎて、今でも鮮明に記憶に残っています。

多くの幸運が重なってキャッチ出来た魚なのですが、よく捕れたな・・・と今でも笑いが出てしまうほどです(苦笑)。

今回はそんな強烈な体験をしてから約1年。また同じような魚とやり合った釣行記でございます。

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今日もヒラスズキを探してひたすら歩く

夏の間、ずーーーっとヒラスズキを探して歩き続け、すーーーっとボウズをくらい続けていた私。

本日もメインターゲットはヒラスズキであり、本日もボウズは覚悟の上で早朝よりメインポイントをチェックしながら歩き続けて来ました。

1ヶ所目は足元からどん深かになっているポイントですが、ウネリが非常に高く釣りにならない状況・・・だと私は判断したのですが、明るくなってからビックリ。なんと先行者の方がおられて、頭から波を被りながら釣りされていました。流石にあれは危ないなーと思いながら見ていましたが、全然躊躇することなく荒波に立ち向かい続けていました。

先行者もいた事だし、そもそも荒れ過ぎて安全を確保する事が困難だと判断し移動する事に。

少しエリアを変えてゴロタ浜の隣接する磯へ。

状況的には相変わらずサラシだけいい感じで、肝心のベイトの気配は全く感じられない状況。

サラシ 磯

ある程度魚の気配があれば、1発ぐらい反応があって良さそうなのですが・・・全く反応無し。

ここ最近の私の引きの弱さを感じますw

その後も周辺を歩きながら行ったり来たりを繰り返しますが、一切魚からの反応はありません。

サラシ 磯

ウネリがしっかり入り、サラシている他のポイントは、時間的に叩かれ尽くされているであろうと仮定して、ここで粘る事が得策だと判断したのですが、結局最後の最後まで魚からの反応を得る事はできませんでした。

思い切ってエリアを大きく変更、それが正解だった

最後まで粘りまくったポイントで、本日の釣行は終了する予定だったのですが、どうしてもヒラスズキの顔が見たく、大きくエリアを移動して最後にもう1ヶ所チェックしてみることに。

時間的にもかなり超過しているし、さらに気温もかなり高くなってきていたため、さらっとチェックして帰宅予定だったのですが・・・

ポイントについてびっくり、なんと数羽程度ですが、沖で鳥がベイトを追いかけて回っているではないですか。

サラシ 磯

この写真にも申し訳程度に写っていますw

たまに射程圏内まで飛んできては水面に突っ込むので、こちらのテンションもついつい上がってしまう・・・正直このポイントはウネリの方向とは裏磯になるため、あまり期待していなかったのですが思わぬチャンスに気合が入ります。

50メートル先のサラシを狙う

潮位的には干潮からの上潮のタイミング。水位はかなり低く、50m〜60m沖で波が崩れてサラシが広がっているポイントがあり、その周辺で鳥がウロチョロしています。

時間も無かったし、多くのポイントをチェックしたかった為、初めから飛距離の出るシンペンを選択。まさに『生きた餌』と言われるモンスターショット80mm。

ただひたすら可能性のありそうなポイントをチェックしていきます。

すると4投目、狙っていたサラシからルアーが抜けた為、回収しようと早巻し始めてすぐでした。

『コッッ!』と吸い込まれたような雰囲気なのですが、とても明確な激しいバイト。この感じ、青物特有の感じですかね・・・?

明らかにヒラスズキをではない重量感とファーストラン

一呼吸置いて、思いっきり合わせを入れると同時に『これはヒラスズキではない』と分かる重量感とファーストラン。

水深はたぶん5m前後なのではないかという勝手な判断と、そこら中に沈んでいる大きな岩。

私の装備は昨年と同じくPE2号でリーダーはフロロの30lbを約2ヒロ程度。

とりあえずファーストランでのされたら、間違いなくラインブレイクすると思いドラグを少し締め込み、竿をガッツリ立てて初動から全力で圧力をかけ魚を止めにかかります。

ヒラマサとの対峙

が、それも虚しく初動のやりとりは私の負けw。

魚はしっかり反転しておりファーストランを止める事はできず、20mぐらいは走られたような気がします笑。

もともとのライン残量が180mぐらい巻かれていたとして、そこから80mぐらい先にルアーを投げ込み、多少回収しているとしても、フッキング後さらに初動で20mぐらいラインを出された状況。挙げ句の果てに、まだまだ抵抗する余力を残している雰囲気がラインを通してビンビンに手元に伝わって来ますw。

目の前には無数に沈んでいる沈み瀬。まわりの足場は非常に悪く、高さのあるファイトしやすい地形も無い。

正直これは取れる気がしない』が第一印象でしたね笑。

スプールのライン残量も大体80m程度だと思われるので、ここでラインブレイクしたらほぼ強制終了確定でしょう。

そこからはもう本当に地獄を見せられました。

なんとか魚をこちらに寄せるも、沈み瀬にラインがゴリゴリ当たっている感触がするため、泣く泣くベールを返しラインをフリー状態にします。

当然待ってましたと魚は沖に沖に出ていき、また距離を離されてしまう。

水面から出ている岩に、ラインが触れないようにと角度を気にしながら、シャトルランのごとくあっちに行ったりこっちに行ったりと引きづり回させる始末w

途中私の息切れがハンパないw

ヒラマサとの対峙

安定して立てる足場もあんまりないので、ラインブレイクをしないようにロッドを横に向けたりしながら全力でプレッシャーをかけてみたり。

動画撮影していたのですが、開始2分ぐらいのタイミングですでに腕がパンパンになったようで、『あーキツい、あーキツい』的な独り言のような発言を連呼していましたw

約20分の戦いに耐え抜き勝利

そんなやりとりを何回も繰り返していたのですが、あたり一帯は沈み瀬だらけのシャローエリアであるため、ほんとヒヤヒヤしながらのやり取りで、ライン残量も気になるし、身体は酸欠で悲鳴をあげているしで、主導権はほとんど握れない戦いだったのですが、約20分ぐらいの長い戦いの末、ヒラマサも体力尽きたようで、やっと水面に浮いて来てくて無事キャッチする事ができました。まさに根性粘り勝ち?笑

ヒラマサ 97㎝ 約7kg

ファイト開始直後から動画撮影を開始していたのですが、約18分ぐらいのタイミングから何故か録画されておらず(電池切れではない謎のシャットダウン)ファイトシーン全部は記録に残せていなかったのですが、その後も少しやりとりした記憶があるので、まぁ、だいたい25分ぐらいの壮絶な戦いだったと思います。

モンスターショット80を丸呑みのヒラマサ

ランディングしてびっくり。本当に生きたエサだと思ったかどうかは分かりませんが、奥の奥の方まで丸呑みされていました。さすがモンスターショット80mm。これはまさにエサですねw

モンスターインパクトとツインパワーSW4000 PE2号でキャッチしたヒラマサ

昨年とほぼ同じタックルで、フィールド的にはヒヤヒヤ感満載のゴロタ磯の浜。そんなポイントからキャッチしたヒラマサは本当に最高です。リールが21ツインパワーSWに変わっているのですが、この番手のリールでも大型青物と勝負出来ると実感。ツインパワーSW、しっかり頑張っていたと評価できると思います。

正直全然楽勝ではありませんでしたが、反面『このリールでは無理だ』と思った瞬間もありませんでした。ツインパワーSW4000XG、本当にいい仕事してくれました。

根に何度も何度も擦れて、正直いつ切れてもおかしくないぐらい擦れていたのですが、よく切れずに持ち堪えてくれたと思います。

一般的にあまり良い評価を聞かないピットブルですが、私はそんな悪い印象はありません。

ヒラマサ97㎝、約6 kg。惜しくもメーター届かず。

家に持ち帰って簡易的に計測してみると、約97㎝、約6.5kg(フリップ軽量)といった魚でした。

ヒラマサ97㎝約7kg

丸呑みされたモンスターショット80m。フックもしっかり刺さっていたのか、曲がりや伸びもほとんど見られませんでした。

モンスターショット80で釣ったヒラマサ

お腹の中を見てみましたが、ベイトはほとんど入っていませんでした。

ヒラマサのお腹なのかなにいたベイト

5㎝程度の小型のベイトでしたね。

最後に

まさか今年もヒラマサをキャッチ出来るとは思ってもいませんでした。

メーターには届きませんでしたが、まずまずのサイズの魚で苦しい展開ながらも非常に楽しめましたね。いや、楽しめたは楽しめたんですが、正直かなり引きづり回されてぶっちゃけ相当キツかったすw

ランディング後は、酸欠で動けなくなるし、足が攣って動けなくなるし、背中も攣って痛みが走るしで、帰りの山道がとても不安でしたが、思った通り死にかけながらも、なんとか車まで辿り着く事ができました。

いやー本当に諦めずに最後まで歩いてよかった。

もう少し装備に余裕ができたら、本格的に青物をメインで狙うのもいいのかもしれませんね。

あ、最後に一つ確認なのですか・・・

青物はあまり釣った事ないのでイマイチ不安なので・・・

ヒラマサ 97㎝ 約7kg

『これってヒラマサですよね笑?』ブリじゃないよね?

それではまた。

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