春のヒラスズキを求めて、有名な長崎県の地磯の開拓を始めました。長崎で釣りをするのは初めての私。ポイントも全く分らない状態からのスタートになります。今回は初釣行で結果が出ましたのでその内容を。
まずはポイント開拓から
実は今回の実釣に至るまでの間に2回長崎の地磯の下見に行きました。当然タックルは持たずにただただ磯へのエントリーコースを確認するために歩くだけです。本当は1日で終わりたかったのですが、休日の都合上1日の休みでは時間的に厳しく、やむなく2日に分けて実施しました。
このような獣道といいますか、道なき道を歩き磯までの道を確認する。ただそれだけなのですが、実際は日の出前の暗い状態で歩くことになる為、危険な場所等を覚えておく必要がありメモ等に記しておかないと忘れてしまします。また、かなりの高低差があるポイントが多いため帰りの登りがキツイ。実際釣れた魚をキープする場合、持ち帰ることを考えるとかなり大変だったり、ルートの危険度的に諦める事になるかと思います。
正直下見だけでも結構辛かったですw。精神的にも、体力的にも。いや、圧倒的に体力的にきつかったです笑。
ただ、この釣りにおいては非常に大切だと改めて実感しました。落ちたら無条件で即死。なんてコースも多数あり、下見無しでエントリーするのはほぼ自殺行為みたいなものです。実際は暗闇の中タックルを持ってエントリーするわけですから、さらに危険度はあがります。あと、落石等も怖いですね。
いきなりのアタリで不意を突かれる
釣行当日、ポイント確保のため数時間前から本命ポイントの駐車スペースに入り、エントリーの準備をしていました。いよいよ朝マズメの時間帯が近づくタイミングでエントリー。ポイントが近くなるにつれて、意外と波の音が大きい事に気がつきます。というかかなり激しく波しぶきが・・・。予報では風こそ強かったもの、波の予報は0.5~1m。初場所だったのでそこまで荒れない予報の日を狙っての釣行だったのですが、現場につくと大荒れ。思っていた状況と違い、完全に現場の雰囲気にのまれてしまいました。
とりあえずまだ暗闇という事と、波が高いので安全第一で立ち位置を決めます。サラシは全体的に出ている事は確認できましたので、払い出しの流れや潮が効いているところがないか海中の情報を得るためにキャスト。ルアーは最近調子のいいサーフェスウィング147F。とにかく不意の大波が怖いのでそればかり気になってしまい、リールからの情報に集中できません。暗闇の中、次の波をなんとか確認しようと見ていると、いきなり大きなアタリ。久しぶりにゴツっというようなひったくられるような感覚でしたが、1投目という事と波の把握に気を取られていて完全に不意を突かれてしまいました。ロッドに伝わってくる重量感とトルクのある引きで、それなりのサイズである事は間違いないのですが、アワセは入れられなかったし、魚を止める事が出来ずファーストランでドラグは出され、ラインが足元の磯に当たりそうになりあわてて立ち位置を変えようとした所で痛恨のバラシ。私の準備不足だったとはいえ、思わず夜空を見上げてしまいました。
朝マズメに好反応!連発するアタリ
ファーストキャストのバイトを見事に獲り損ねた動揺と、暗闇の中上がって来る波による恐怖心を抑えるため、しばし待機し明るくなってから再度仕切りなおす事に。
ようやく東の空から明るくなりよいよ再開。気持ちを新たにサーフェスウィング147Fを続投。サラシの向こう側へ大きく投げ、サラシに差し掛かる頃にゆっくり見せるように引いてくると、またもや一発でアタリ。今度は気持ちの準備も出来ていたためしっかりとアワセも叩き込みました。
先ほどのバラした魚よりはサイズも落ちましたが、無事にキャッチでき嬉しい1本です。サイズは55㎝程度。ここでもサーフェスウィング147Fが良い仕事しました。
その後も連発するサーフェスウィング147F
その後もサーフェスウィング147Fでアタリが数回。乗らないような小さなアタリが数回とバラシが1回で、何かがマッチしていない様子。しかしルアーを変えレンジを下げると当たらない。ルアーのサイズを小さくしても当たらない。と、ルアーとレンジを変えると反応しない状況です。
結局手持ちのルアーをある程度投げるも反応しないので少し移動。ほんのわずかに移動した先の1投目、またもやサーフェスウィング147Fで気持ちの良いバイト。アワセもしっかり決まったのですが、一瞬ドラグを出され主導権を握られました。たまたまかけた場所が開けていたため、ラインが擦れる心配がなかったので落ち着いてやり取りし、ロッドをしっかりと曲げ込み魚にプレッシャーをかけつつ落ち着いてランディング。
重量感もまぁまぁあったのでもう少し大きいかと思いましたが、ギリギリ60㎝に満たない個体でした。それにしても今回も良い仕事してくれたサーフェスウィング147F。
さらにその後『コツっ』といったバイトがあり、アワセを入れた瞬間3キロほどかけていたドラグをバリバリ出すヤツと対峙しました。ドラグを閉め込みプレッシャーをかけ魚を止めようとしたのですが、ふっと軽くなりテンションがぬけてしまいました。
ルアーを回収すると見事にフロントフックは折られ、リアフックは曲げられています。(現場で写真を撮り忘れていたので帰宅後写真撮影。)たぶんあの引きは青物でしょう。キャッチ出来なかったのは残念ですが、地形の状況もまだ把握していないため、沈み根などで切られる可能性があった事を考えるとこれでよかったのかと思います。
最後に
その後も雰囲気は抜群に良かったのですが、どうしても外せない別件が入り呼び出しの刑・・・。後ろ髪を引かれる思いで終了となりました。
今回バイトは多数ありましたが、無事にキャッチ出来たのは2匹。
初場所にしては良い結果が出たと思います。まぁ、まずはエントリー出来たタイミングが良かったのでしょう。
しかし釣れたヒラスズキが吐きだしたベイトは3㎝程度のマイクロベイトばかり。
このぐらいのサイズのベイトを大量に吐き出しました。よくサーフェス147に好反応を示したなと・・・。
しかし休みを2日潰して下見をした結果が出て非常に良かったです。これから春シーズンの間、まとまった時間が取れたらまた長崎方面に遠征釣行にチャレンジしようかと思います。当然福岡の地磯も通いますが、どちらにせよ休みと波のタイミングが合う事を祈るばかりです。それではまた。
世界中で猛威を振るっている新型コロナウィルスの感染により、先日緊急事態宣言が発令されました。当方も感染予防に関しまして「密集・密閉・密接」の「3密」を避ける事を徹底するよう心掛けています。また、マスクの着用や手洗いとアルコール消毒の実施(アルコール除菌シート持ち歩き)。釣行の際はソロ釣行であり、飲食物等の事前準備も自宅で完結してから出発。現場でのあいさつは最低限に留め、2m間隔を保つなど人との接触はほぼしないよう心掛けています。
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