約9カ月程前、双進さんより販売されているRBBフェルトスパイクシューズを購入し、軽いインプレッションと共に以下の記事を書きました。
今回の記事は、このRBBフェルトスパイクシューズを9カ月使用してのインプレとなります。
実際に使用してみてのインプレなんですが、この商品に関してはこれが最後のインプレになります。
使用期間
購入日は2019年9月中旬。そこから釣行回数は約40回~50回ほど。その50回には、日の出前から夕マズメまで歩き続けた磯ヒラ釣行も含まれますし、リバーシーバスでの時合いだけを狙った数時間のウェーディング釣行も含みますが、このシューズに関しては8割は磯場での使用がメインでした。
特にこのような地磯を歩き続けて魚を探す釣行が基本のスタイルとなった期間です。
履き心地
履き心地もとても良く、長時間歩いても足が疲れるような事はほとんど感じた事がありません。またハイカットタイプになっているため、足首のホールド感やサポートも十分。不意の足首の捻りも、重症の捻挫になる前に支えてくれる感じです。また、つま先からかかとまで締め付けによる不快感や、痛みを等を感じる事も一切無くとても履きやすい一足と評価出来ると思います。
サイズ感
サイズに関しては、通常の靴のサイズが26㎝~26.5㎝の私。今回購入したサイズもLサイズの表記の26.5㎝。少し大きめのサイズ設定で、1㎜のネオプレーンソックスを履いてちょうどいい感じ。4㎜のソックスタイプネオプレーンウェーダーを着用しても十分許容範囲。靴紐で調整すれば全く問題ありません。通常のソックス着用での使用でしたら、ワンサイズ下げた方がいいかと思います。最終的な個人の感性の確認は、やはりリアル店舗での試着で確認する事が必要だと思います。
使用感
グリップ力に関してもほとんど申し分無いと思います。不服に感じる事はほぼありませんでした。また、ある程度角度のある足場でもしっかりグリップしてくれて、滑るような事もなし。山歩きの途中にある梯子等も問題無く昇り降りできます。
唯一歩きづらいのが少し大きめの石からなるゴロタ浜。このようなポイントでは石が丸みをおびた形状のものが非常に多く、ソールとの接地面が少ない事。さらにはその石そのものが動いてしまう為非常に不安定である事。などの理由が考えられます。使用出来なくはないが得意ではないイメージですかね。
あ、それから靴紐が無駄に?長いです。私の場合は足首で一回まわしてから結びます。
ちなみに通常の磯場を歩いている際に、フェルトスパイクのグリップが効かず滑っての大転倒は1回だけありました。これは足元が濡れていた事と、私の一瞬の注意力散漫も転倒の原因に含まれます。転倒時に持っていたタックルを守る事と引き換えに膝を強打し、あまりの痛さに一時動く事が出来ず。何とか帰宅するもその後3日程はパンパンに腫れあがった状態でした笑。
赤土や雨後の山歩きはやはり厳しい
赤土や雨後の抜かるんだ山歩きに関しては、たくさんの方がおっしゃっている通り本当に滑ります。このような場所での転倒や、転倒一歩手前のズルっと滑りかける状況はボチボチありました。このような場所は『明らかに滑る』事が目視で分りますので、気をつけて歩いているのですが、それでもズルっといってしまいます。こればかりは商品の特性上避けようの無い部分かと思います。
このようなルートを歩くこと無くポイントへ行ける場所では、非常に優秀なシューズなのではないかと思います。
本体の剛性の低さが露骨に表れる
ここからは使用して悪かった部分を記載します。
まずこの写真を見てもらえば一目瞭然かと思いますが・・・
当初購入したときに何となく感じていたのが『つま先部分のガードの甘さ』でした。メーカーのホームページには『つま先とかかとはラバーで補強』と書かれています。確かにつま先はラバーで補強されているのですが、つま先から指の付け根にかけての部分が弱いです。外部との接触が多い部分だと思うのですが、縫製部分がもろに露出されている状態です。
このような状態になると亀裂部分がちょっとした突起に引っ掛かってしまい、一瞬足が突っかかってしまったりして本当に危ないです。
私の記憶によりますと、使用後1カ月程度でこの縫い目は切れ始め、3カ月過ぎた頃には小さな亀裂を数ヶ所確認発見していたと思います。
ソールの傷みも出始めた
フェルトソールの剥がれ、ピンの脱落もここ最近になって発見されました。
左足かかと部分のフェルトソール剥がれ。
全体的なピンの脱落、変形はこんな感じです。90%は生存しているかと思います。
右足中央の外側部分のみ1本欠落した状態です。
全体的には使用期間と釣行回数的も考慮してこんなもんかと思います。安物のフェルトソールのウェーダーとかはもっと早くダメになったりしますから。
ちなみにですが、釣行後はほぼ毎回真水での洗浄を実施してきました。
ソールの張り替え可能を謳っているようですが・・・
メーカーのホームページにはソールの張り替えが可能との記載があるのですが、この使用期間で本体がここまで劣化してしまうと、ソールの張り替えを考えることなく買い替えを検討したほうがいいと思います。
ちなみにメーカーの表記だと、フェルトの張り替えで本体価格で6000円。フェルトピンの張り替えは本体価格で7000円・・・。
うーん・・・これソールの張り替えを依頼するより新品購入した方が良くないですか?何か張り替え依頼するメリットがあるのでしょうか・・・。と思ってしまいます。
河川等のウェーデイングのみの使用で、よほど丁寧に使用されていて、本体の痛みがほとんどないが、ソールが剥がれてしまった・・・という方は張り替えの選択肢もありかと思いますが、ECサイトでは一万円ちょっとで新品買えるタイミングがありますよ。そこらへんは全体の状態を含め要相談ですかね。
まとめ
RBBフェルトスパイクシューズ、現地での使用感は非常に良い商品だと思います。ただし外部からの衝撃に少し弱く、縫製が脆く傷みやすと言う事は頭に入れておくべきかと。『磯靴なんてすぐ傷むし、傷んだらすぐ買い替え。それで13千円ぐらいは全然平気!』って人にはおすすめです。
ソール張り替えシステムがありますが、新品購入後数回でソールが剥げた!とか、ソール部分だけ使用不可能なぐらい損傷してしまった!という人にはこんな保険もありますよ。程度に考えておけばいいのではないかと思います。
最後に
本来この記事はセカンドインプレッションとして記事を書くつもりだったのですが、本体の損傷が明らかに激しくなってしまった為、危険を感じる事も多く買い替えを決断しました。本心としては1年ぐらいは持つかな・・・と思っていたので少し残念でもありましたが、現場ではなかなか素晴らしい働きをしてくれましたよ!
さて、次はどのシューズを買おうかな・・・世間で評判の良いあのシューズにするか、新商品を冒険するか・・・。それではまた。
コメント
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