2020年2月に入り、ベイトこそあまり確認出来ないものの、なんとか魚までたどり着いているヒラスズキ釣行。前回の釣行から数日後、またまたいい風とウネリの予報が出ていた為ポイントまで足を運んできました。
予報とは裏腹に大荒れの磯
今回も釣行前夜からのらりくらりと現地を目指し車中泊。しかし現地についてみると、どうも予報より吹き荒れているようで波の様子が気になります。朝マズメのタイミングはほぼ満潮と重なるタイミングで、立ち位置が限られてくる事が予想される為、極力安全なポイントをチョイスしたいと考えます。
と言う事で、朝一は風裏かつサラシが溜まりやすいポイントを予測して軽快に山を下って行ったのですが・・・
風裏が風裏になっていない笑
釣座には強烈な横風と大きなウネリが入って来ていて、あたり一面サラシています。サラシの中はガチャガチャな状況でヒラスズキがつける状態ではなさそう。
こんな場合は狙うはやはりサラシの切れ目。まずはそのサラシの先まで飛ばしてアプローチする必要がありそうですが、サラシの切れ目までは約40メートル前後。通常のミノープラグでは横風に煽られコントロール不能。不能というより、そもそもこの風では飛びません。
結局シンキングペンシル主体の釣りになります。
まずは表層付近をチェックする為に浮き上がりの早いアスリートSSP120を選択。飛距離は抜群でレンジコントロールしやすいシンペンなのですが・・・
それでも強風でラインが引っ張られアスリートSSP120でも着水と同時に水面を滑ってくる状況。
風が弱まる一瞬のタイミングでアプローチするも、魚からの反応は得られません。
次に定番のぶっ飛び君95S。
こちらも風の弱まるタイミングとサミングさえしっかりできれば、何とか狙いのコースを引いてこれる状況。
風の力を利用し、水面下より一枚下のレンジをサラシの切れ目を平行にドリフトさせるイメージで流していると、ロッドに違和感が・・・。どうも魚からのバイトがあったのですが、ラインが膨らんでいて数テンポ反応が遅れました。そこから大きくアワセを入れますが、エラ洗い1発でバレてしまいました。
結局このポイントはこの1回のアタリだけで後は無反応。その後一段と風が強くなってきた為、別の磯へ移動する事に。
風の次は海藻に悩む
朝一のポイントは風の影響で釣りにならない為、さらに風の影響が少なそうな場所に行ってみます。
見ての通り若干サラシは薄いのですが、ここら辺一帯のポイントの中ではここしかない状況で、何とか勝負になるかな?と思っていたのですが、いざ実釣を開始すると毎投毎投海藻を引っかけて来ます。
写真では分りづらいのですがこのサラシの下には海藻含めた多くの浮遊物が舞っていました。
さらに若干の濁りも入っていた為、しばらく魚の反応をチェックしていましたが、釣れる気がしないのでここも早々に移動する事に。
風表のゴロタシャローへ
結局魚の反応も得られず、状況にマッチするポイントもあまりない為、少しエリアを移動して最近調子のいいゴロタのシャローエリアへエントリーする事に。
風表なので強風とウネリの影響は受けるのですが、潮位がだんだんと下がってきた為、狙いやすくなるのではないかと思いエントリーしたのですが。。。
やはり予想以上に荒れています。
気持ち的には左前方の大きな岩の上に乗って釣りたい所ですが
波の大きさを見誤ると一瞬で膝上まで勢いのあるウネリが押し寄せてきて、足元までさらわれるといった状況。
写真では伝わりづらいかと思いますが、このぐらいのウネリを腰ぐらいの位置に食らうと後ろに吹っ飛びます。運良く耐えたとしても、バランス崩して転倒する可能性があるので、立ち位置には十分気をつけましょう。
と注意しながら沖の沈み瀬周りやサラシの際を狙っていきます。
先発は相性のいいアピアのドーバー120F
しかし反応が得られません。強いウネリと厚いサラシのため、潜行レンジがあっていないと思われます。
よって潜行レンジを下げる為ブローウィン140Sを選択。
このルアーは水かみのいいリップとレンジキープ力に優れていて、最近よく活躍していくれています。
ブローウィン140Sをサラシの向こうにキャストし、しっかりしゃくってレンジを入れます。ある程度巻きながらさらにレンジを入れ、サラシに差し掛かるタイミングで浮遊させる。
今回は沖の沈み瀬にサラシが被るタイミングでアプローチすると『ズズッ』といった抑え込むような反応。
しっかりアワセを入れるとズッシリとした思い感触ですが、あまり走ったり暴れるような反応ではなかったため、アベレージサイズぐらいかな?と思って寄せてきたのですが、姿が見えると意外と大きい魚体がw
重量があったため足元まで寄せてくるも、引き波に引っ張られてランディングでモタモタしてしまう。最終的に半ば強引にずり上げてランディング。
キャッチしてビックリ軽く70㎝を超えるおデブちゃんでした笑
いやぁ~結構重かったよ君w
その後も同じ様な方法でサラシの外にいる魚、根周りについている魚にアプローチしながらランガンします。
ルアーも一通りローテーションしながらチェックするのですが、またもやブローウィン140Sに反応。
50㎝半ばの魚から反応でした。こちらの魚の方がアタリも鋭く元気な魚でしたけどねw
さすがに1匹前の70アップで無理してランディングしたためか、ルアーを外す際にフロントフックがポロット折れてしまいました。
その後もさらに歩きながらアプローチしたのですが、反応があったのはこの2本だけでした。
他のミノーやシンペン、ジグヘッドワーム系には全然反応しないんですけどねー。
んーなんだかなーと言った感じ。魚は居るのですから、ブローウィン140S以外でも獲れるはずなんですけどね。
最後に
今回も何とか魚をキャッチする事ができたのですが、結局場所も釣り方も前回と同じパターンでの釣果。正直このブローウィン140Sは釣れるのですが、私的には成長があまりないと反省が多く残る釣行となってしまいました。
メジャー紛失中のため見にくいのですが、74㎝の魚体で4kg程度でした。(簡易計測)
魚はまずまずなのですがねw
今回も目視ではベイトの確認は出来なかったのですが、お腹の中には少量のキビナゴが確認できました。(今回は小さめ5㎝程度のベイト)
まぁ、全体的には厳しい状況下であったと思うので74㎝の個体に辿り着いただけ良しとして、次回再度違うパターンで魚を出せるよう試行錯誤してみようかと思います。
それではまた。
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